覚書 11

覚書 11

今夜、カレーを作って食べた。

昨日は、携帯電話を、iPhone4から、iPhone5cに機種変更して、仕事が終わるのが遅く、それから、iTunesに接続して、データの引き継ぎ、アプリのダウンロード、などをしていたら、午前4時になっていた。
今日は、休みで、ずっと布団の上で、横になっていた。
夜、スーパーに行って、食材などを買ってきて、カレーを作って食べた。

あと、さっそく、曲を作りたくなり、トラックを用意したのだけど、iKAOSSILATOR、リアルタイムで演奏したものをサウンドクラウドにアップできなかった。
これは、よくあることで、多分、iPhoneのOSが更新されたので、それに対応できていないのだろう。
しばらくしたら、バージョンアップされて、問題なくアップできるようになるはずで、いい機会なので、その間は、作曲からは離れていようかな、と思う。

今日、小室哲哉さんの新作のアルバムが、iTunesで、日本内で一番売れて、ダウンロードされた、とネットニュースで知った。
音楽ジャンルはEDMで、試聴版をYouTubeで聞いてみた。
素晴らしいクオリティだった。
このクオリティが、ダウンロード数に繋がったのだろう。
話題性ではなく、音楽性、楽曲のレベルの高さが、リスナーの評価に繋がっているのだろう。

今年の夏、友人から聞いた話だと、小室さんの曲は以前のような明るさを失い、小室さんのTwitterやブログなどでの発言が鬱々としていて、新曲に関してリスナーからの批判などがけっこうある、みたいなことだったのだが、ちっともそんなことはなく、2010年から復帰して、地道に活動をしてきたし、TMNの復活、コンサート、それに、リミックスのアルバムのリリースなどをしてきた。
何やら、友人の話だと、小室哲哉はオワコン、みたいにネットなどで言われている、という印象だったのだが、オワコンではなかったわけで、小室さんは、今年の初めだったか、三月頃だったかに、復帰してから、ヒット曲がまだない、ということを、ネットで発言していたから、確かに、友人の話のように、今のように、パッとはしていなかったのかも知れない。

私は、たまたま、安かったから、という理由で、globeの二枚組のベストアルバムを購入して、そこから、小室さんのアルバム、主に、globeの過去のアルバムを買い集めて、よく聞いている。
それは、今年の春から夏にかけてのこと。
私は、実際に、小室さんの手がけたアルバムをいくつか聞いてみて、クオリティの高さに驚かされたし、このまま、くすぶって終わるようなミュージシャンではないだろうな、と思っていたから、国内のiTunesでの一位は当然のことだろう、とあまり驚かなかった。

友人とのユニット、Double Dareのアルバムを何度か聞き直して、これはどういうものだったのか、自分なりに把握しておこう、と思った。
友人のブログがヒントになったのだが、友人のギターは、生々しいところがある。
私は、ユニットでは、生々しい曲を避けている。
これは、友人からの注文で、私は注文通りに、出来るだけ、生理的なものを入れないようにしているのだが、友人の奏でるギターは、生理的で、これが、私だけのテクノの曲にはない要素ではないか、と思った。

もうちょっと突っ込んで考えてみると、私は、自分の為だけに音楽を作っていない。
これは、音楽を始めてから、ずっとそうで、そこには、聞いてもらう他者、リスナーに向けている、という意識がずっとある。
友人のギターを聞いていると、友人は、私とは違い、リスナーよりも、自分の内面的な動機や生理的なものを優先させているように感じられる。
私は、写真や文章などに関しては、友人と同じようにやってきているので、そのこと自体を理解出来ないわけではないだろう。

どちらの取り組み方がいいとか、そういうことに興味はないのだが、友人は、自分がギターを奏でることで何がしたいのか、そのことは把握しておいた方がいいし、他人の音楽を語る時は、尚更、自分自身のことを把握しておく必要があるだろう。
それを自覚しておかなければ、ユニットの次の楽曲を作ることは難しいのではないだろうか。

このユニットは、世界中のリスナーへ向けてやる、という話だったんだけどね、もともと(世界中の人々に自分たちの曲を聞いてもらったり、音楽を通じて交流したり)。
アルバムを一枚作っただけで、そういう活動を一切していないから、宣伝活動(サウンドクラウドにアカウントを作って、曲をアップしたり)を含めて、いろいろとやることはあるのだけど、今の感じだと、もともとの話から、考え直し、変更する必要があるかも知れない。

ユニットにおいて、どういう意識で音楽に取り組んでいくか、そろそろ考え直す時期に差し掛かっているような気がしている。
たった一枚、アルバムを作っただけで停滞しているなんて、下らないことだから。