ポートフォリオを応募した。

ポートフォリオを応募した。

僕は言葉を信じていない、と何度もここで書いているが、それって、人を信じていない、ということに近いのではないか、という気がした。
僕は、今、人間不信に近い状態になっているのかも知れない。

言葉を信じていない、と書いているわりには、ここで僕は文章をアップしている。
これは、一つには愚痴、もう一つは、賞をもらった時に備えている、ということだろうな、と思う。
こんなブログをコンスタントに読んでいるのはゆしらくんぐらいだろう、と思っているし。
あんまりオープンな気持ちでやっていないのだけは確かである。
僕は昔から、他人に対してオープンな人間ではなかった。
ウェルカムな人間ではない。
それはそれで僕個人としては、問題だろう。そのうち、オープンになっていくかも知れない。心境の変化、というものがそのうちに、あるかも知れないから。

獲られなかったら仕方がないけど、もし、賞をもらうと、写真集の編集、全国の写真学校、四箇所ぐらいでの写真展と主に学生相手のトークイベントなどをする義務が生じる。
写真集に関しては、だいたいのイメージが出来ていて、色や濃度はデータに近く、ノートリミング、写真の順序は、だいたいは撮った順でいいかな、と考えているのだが、順序に関しては、装丁する人の意見があったら、それを聞き入れればいいかな、と考えている。写真の枚数は八十枚から九十枚ぐらいだろう。僕は、百八十枚、インクジェット用紙でプリントしてファイリングしているから、その中から収録する写真を選べばいいだろう。写真集に関してのデザインは、奈良原さんのポケット東京みたいな感じだったらいいし、写真を小さくはせず、極力、大きく使ってはもらいたい。
地味なのはいいけど、セコいのはイヤだ。
横位置の写真ならば、見開きでもいいぐらい。

写真展は、予算がどうなるのか分からないけど、ほとんど全部、半切の銀塩プリントで、額装して並べて展示すればいい、と考えている。
三枚ほど、半切以上に大きく引き伸ばしてもいい。
一枚、木製の大きな額を僕は持っていて、そのサイズで引き伸ばして展示したら、迫力があっていいかな、と。
これは、森山大道さんの写真展をモデルに考えている。

一番考えているのは、トークイベントで、これは、直接、言葉で説明したりするから、僕は写真学生たちに何を語り、何を伝えればいいのか、一番、責任を感じている。
あまり力んでもスベりそうだし、結局、普段考えていることをスマートに伝えるしかないのだろう。
獲ってから何を話そうか、ではなく、今の段階で、獲った後にどうするか、考えている。

今の写真学生がどういう写真を撮って、どのような感性なのか、よく分からないのだけど。
現役の美大生たちとのやりとりや、作品を参考に考えているけど、それが全てならば、僕の言うことなんて、まったく無用だろうし、理解出来ないだろうな、というのはある。
トークイベントで、一人に伝わればいいかな、と思っている。