続・写真について 第一回

続・写真について 第一回

近頃は、ダークな気持ちになってきている。
多分、この夏は、ダークサマーになりそうだ。

こういう時は、文章を書いて、気を紛らわせるのが一番なのだが、書くネタが写真しかない、なので、写真について、飽きずに書いていくことにした。
前回のシリーズは、ちょっと高度な話だったように思うので、今回のシリーズは、適当に、どうでもいいところから、どうでもいいところまで、範疇に入れて、日記のように、つまり、ただのブログの文章のように、従って、いつものように、書いていく予定である。

写真について、というシリーズをやって、変化したことは、友人二人がインスタグラムを始めて、写真をアップし始めたことで、それらの写真を見て、思うところがないわけではないのだが、好きに撮って、好きにアップして、勝手に楽しんでもらえればいいので、僕は向こうから聞かれない限り、具体的な写真の具体的な中身について、何も書かないことにした。
なので、友人二人の名前は、今回のシリーズでは書かないようにする。
書かなければ、他人の具体的な写真の中身について、触れずに済みそうだからだ。

ダークな気持ちに、梅雨入りして、雨模様の日が増えて、写真も、モノクロームとか、そういう写真をiPhoneのカメラで撮ることが増えてきた。
インスタグラムで動画機能が追加されたので、さっそく、動画で撮影して、モノクロームのフィルターを用いて、いくつか、アップした。
動画にモノクロームのフィルターを選んでいるのは、色が動くと大変だからである。
カラーの動画は、撮るのも見返すのも疲れる。
すでに画面は動いているのだから、色彩という要素をなくして、シンプルにやっている。
本当は、サイレントがいいのだけど、その機能はないので、車の音とか、雨音や、自分の足音などが入っている。

何だか、インスタグラム用の写真、沢山撮りすぎて、アップしきれていない。
僕は、一日、五枚、撮りためている写真をアップして、あとは、主に自分の部屋で撮影したもの、自分で料理したもの、などは、撮ってすぐにアップしている。
一日のうち、アップするのは、十枚以下だと、自分で決めている。
あまり多くなると、アップする方も、見てくれている方も、めんどくさくなりそうだから。

最近アップした写真だと、一昨日の夜に撮影した、ニャル子さんWのオープニング画面がテレビに写っているのを撮影した写真が気に入っているのだが、この写真には、いいね!のボタンを入れてくれる人がいなかった。
真っ暗な中に、ちょこっと、ニャル子さんWのオープニング画面が写っている写真で、確かに、写真としては、どうってことない写真なのだが、僕は、このような、どうってことない写真が気に入っている。
インスタグラムで、作品じみた写真をアップするつもりはあまりないのだが、ついつい、花などを撮ると、いい風に撮ってしまう。
でも、ほとんど、苦労なく、一枚だけ撮影して、そのままって感じ。
何枚も撮るってことは、ほとんどしない。
なぜなら、めんどくさいから。
iPhoneのカメラは、連写機能がないし、シャッターボタンを押すと、カシャ、と、けっこう大きな音が出て、その音が野暮ったいので、あまり好きではないから、さっと一枚だけ撮って、完成度はほとんど気にしていない。
だいたい、iPhoneの液晶ディスプレーでは、晴天の元では、あまりよく分からない。
日差しが強すぎて、どのように写っているのか、見にくいので、まぁこんなもんか、という感じで、済ませてしまっている。

インスタグラムでは、撮り貯めた写真を、撮った順番にアップしているので、明るい写真が多いのだけど、そのうち、ダークな写真が出てくることだろう。
最近は、雨の日だったり、夜に撮影しているので、ダークな感じが出ているんじゃないかな。
このように、撮り貯めていると、撮影した日と、アップする日がズレてくるので、やっている方としては、それはそれで面白いかな、と感じている。
リアルタイムの良さはあるし、リアルタイムではない良さもあるだろう。
でも、そんなことは関係なく、ただ、花の写真を撮りすぎているだけのことだけど。

ちなみに、iPhoneで撮影した写真は、だいたいほとんど、インスタグラムにアップしている。
撮り終えてから、アップするものを選ぶことはしない。
なぜなら、それもまた、めんどくさいからである。
インスタグラムにアップした写真を、後日、消すこともしない。
自分が気に入らない写真は、最初から撮らないし、撮ったとしても、撮ってすぐに確信したあと、消してしまうからだ。

僕としては、ニャル子さんWのオープニング画面の写真が気に入っているのだが、その写真には、誰もいいね!のボタンを押してくれない。
あれは、写真的にどうってことないからこそ、僕としては、インスタグラム的で、面白い写真なんだけどね。
個人的には、工夫して撮りました、というのが見て取れる写真は、あまり好きではないから。
構図を工夫している写真というのは、ここを見てください、というのを、撮影者が言っているのと同じことで、どうしても押し付けがましくなる傾向がある。
それが過ぎると、見ていてしんどくなる。
ニャル子さんWの写真は、押し付けがましく感じないところが、僕は気に入っているのだ。